


北総救命は、新潟中越沖地震(2007)、岩手・宮城内陸地震(2008)、東日本大震災(2011)といった大規模災害において、ドクターヘリを用いたDMAT(災害派遣医療チーム)による医療活動を行ってきました。 その経験を踏まえ、熊本県地震(2016)、房総台風(2019)、能登半島地震(2024)では、ドクターヘリに加え、自衛隊・消防・警察・海上保安庁などの他機関の航空機を用いた空路患者搬送の調整・指揮を担いました。
石川県保健医療福祉活動拠点本部(石川県庁)での全体会議(令和6年能登半島地震)日本DMAT研修・訓練および、千葉県DMAT研修の企画・運営に携わるとともに、厚労省科学研究の災害研究班では、災害時のドクターヘリのあり方、患者搬送管理、航空機動態管理システムの研究・開発に取り組んでいます。 これまでの経験とシステムを活かし、今後発生が想定される南海トラフ地震や首都直下地震といった国難級の大規模災害に対し、平時より非医療者への啓発活動を含めた体制整備を進めています。
千葉県DMAT研修の救護所活動訓練
成田国際空港に隣接する北総救命では、空港災害発災時に最前線の対応が求められます。そのため、平時から成田国際空港株式会社や地域医師会、近隣病院と協働し、机上・実動訓練や空港の緊急活動計画の改定を行っています。
フェデラルエクスプレス機事故(2009)、アメリカン航空機の乱気流による緊急着陸(2014)などの実災害にも対応してきました。
院内の人材育成、地域での災害対策、全国的な訓練を通じて、北総救命はあらゆる災害に即応できる体制の構築を進めています。
アメリカン航空機緊急着陸事案時(2014年,成田国際空港)