

重症外傷では、損傷臓器の修復だけでなく、呼吸、循環、凝固、体温、感染といった全身管理が、救命に不可欠です。北総救命の集中治療では、このような外傷集中治療を中核とし、重症内因性疾患を含めた救急集中治療を担っています。
外傷集中治療は病院前診療からすでに始まっています。そして、救急外来、手術室、集中治療室といった各フェーズを通じて、刻々と変化する病態を綿密に管理することが求められます。集中治療室入室後も、その後に複数回の手術を要したり、合併症により治療予定を余儀なく変更されることも少なくありません。その都度、最良の医療を検討し、柔軟に治療戦略の調整を行います。
外傷急性期の集中治療には、十分なエビデンスが確立されていない部分が多く存在します。そのため、過去の経験の蓄積と病態生理の理解、限られたエビデンスをすり合わせながら、個々の患者に対する最善の治療を追求し続けています。 北総救命はこれからも経験を蓄積し、より良い外傷集中治療、そして重症外傷患者の予後改善を目指し、世界に向け知見の発信(エビデンスの構築)に取り組んでいます。